たま漢方堂の『健康豆知識~春夏秋冬~』

2006-10-17

Vol.228 ダイエットに杜仲茶を

食べ過ぎや深夜の夜食、献立の偏りや運動不足など、不健康な生活習慣は内臓脂肪を蓄積させ肥満に導きます。
肥満は代謝機能を不調にさせるので、気づいたときには高脂血症・高血圧・高血糖になりかねません。
このうちの二つを併せ持つと、メタボリック症候群(内臓脂肪症候群)と呼ばれ、放置すると心筋梗塞や脳卒中、糖尿病などの生活習慣病になる危険度が高いといわれます。

メタボリック症候群の判定のひとつに、ウエストサイズの測定があります。ウエストを測定し、厚生労働省が設けた基準値、男性85cm・女性90cm以上の人は、基準以下に減らすことが予防につながります。

日本経済新聞に、ウエスト減に取り組む那覇市の記事が掲載されていました。(2006年8月18日)沖縄といえば長寿で有名ですが、2000年の調査では、男性県民の平均寿命が全国26位と、5年前の4位から大きく低下したとのこと、これを憂いての対策です。

記事によれば、那覇市は市民の健康増進を目指し、9月より「肥満解消に取り組み、ウエストサイズを減らした市民を表彰します」という事業を展開。
事業は内臓脂肪型肥満の目安となるウエストサイズを上回る20~64歳の男性を対象とし、食事や運動などそれぞれの取り組みで目安サイズを下回った人に、市が証書とスポーツ施設利用券などを授与するというものです。

このように、メタボリック症候群が話題にのぼっているからでしょうか。最近テレビで紹介された「杜仲茶(とちゅうちゃ)」が人気です。

杜仲茶は筋肉を丈夫にするお茶として以前から用いられています。加えて、動物実験で血圧降下や血液中の脂質を減少させる働きが確認されたことから、ダイエットを目指す人に適したお茶といえます。