たま漢方堂の『健康豆知識~春夏秋冬~』

2008-08-21

Vol.242 50歳以上のジョギング

北京オリンピックをテレビ観戦して暑い夏を過ごすうちに、いつしか朝夕涼風が吹き、秋の訪れを感じます。
暑くても涼しくても、当店付近の川べりは歩く人でにぎやかです。
歩く人の年齢層は50歳以上がほとんどで、老後に備えての健康づくりに余念がありません。

アメリカでは、50歳以上でジョギングしている人を対象に20年間の長期調査をし、「ジョギングで死亡率が半減する」との結果がでたことが、日経新聞8月18日に記載されていました。

記事によれば、調査を始めたのは1984年からで、調査対象は50歳以上、全米のランニングクラブに所属する538人と、運動習慣がない423人を比較しました。その結果、2003年時点の死亡率は、ジョギングしている人が15%、運動していない人が34%でした。

ジョギングの時間は'84年には週平均4時間でしたが、'05念には週平均1時間16分に減っています。それでも運動習慣がない人に比べ、様々な障害の出かたが遅く、体格が引き締まり、記憶・学習能力も相対的に良いことが年一回のアンケート調査でわかりました。

調査を始めた頃、高齢者のジョギングは関節などの故障が置きやすいのではと考えられていましたが、実際そのような心配はなかったとのこと。
動けるうちは運動で健康づくりをしたいものです。