たま漢方堂の『健康豆知識~春夏秋冬~』

2006-11-21

Vol.229 メタボリックシンドローム

履き慣れたズボンが苦しいと感じたら微妙な体重増加。すぐに一食抜いて体重を戻せばいいのですが、機を逃すといつの間にか戻りにくい体重に。
出来そうで簡単に出来ないのがダイエットですが、最近問題となっているメタボリック症候群はなんとか予防したいものです。

メタボリック症候群への流れについて、日経ヘルス2006年10月号には次のように記載されています。

食べすぎや運動不足で内臓脂肪がつくと、そこから血圧や中性脂肪、血糖値を上げる物質が出て、やがては狭心症や心筋梗塞などの「動脈硬化性疾患」に陥る流れがメタボリックシンドロームです。

今年5月に厚生労働省が発表したメタボリックシンドロームの患者数は推計1300万人、予備軍は1400万人。不健康な生活習慣から生まれる内臓脂肪の蓄積が問題ですが、内臓脂肪はつきやすい反面燃え易いので、ちょっとの努力で足を洗えるとのこと。
例えば、夕食の料理を一品減らしただけで4ヶ月後には体重が4Kg減った例もあるほどです。

メタボリックシンドロームから抜け出す対策に挙げられるのが次の7項目で、
(1)食事の量を5%減らす
(2)炭水化物と果物を控える
(3)夕食後は水以外口にしない
(4)ゆっくり噛んで食べる
(5)1日7000歩以上のウォーキング
(6)ダンベルなどの軽い筋トレを毎日行なう
(7)体重とウエストを毎日測定する
などです。

また、血液サラサラに有効な食品については、お茶、魚、海草、納豆、酢、キノコ、野菜、ネギと記載されています。