たま漢方堂の『健康豆知識~春夏秋冬~』

2009-05-25

Vol.246 新型インフルエンザの拡大

心配されていた新型インフルエンザが発生し、日本にも感染が拡大していま
す。
人のインフルエンザに感染している人が豚インフルエンザに同時に感染し、
体内で新型を作り出した「新型インフルエンザ」は、懸念されていた鳥イン
フルエンザの新型に比べ毒性は少ないとはいうものの、余病のある人にとっ
ては大変危険だとのこと、油断はできません。

新型インフルエンザの感染については、国立感染症研究所により想定が試算
されていました。(2007年1月19日日本経済新聞より)
記事は、国外で新型インフルエンザに感染した最初の患者が八王子市に住み、
東京駅付近へ通勤する場合を仮定し試算したもので、感染者が感染に気付か
ず4日間通勤すると、通勤と職場で30人が感染。その30人から6日間で750人、
8日間で8500人、9日間で3万人と雪だるま式に増え、10日目には12万人を突破
するとありました。またその試算では、感染は東京の他、神奈川、千葉、埼
玉3県全域と、茨城県南部にまで広がるとされていました。

試算に比べ、今回の感染の拡大は遅いようです。情報が行き渡り、感染を防
ぐ対策が功を奏しているからではないでしょうか。
ちなみに感染は飛沫感染が主で、患者に1メートルまで近寄ると感染、3日の
潜伏期を経て発病します。

インフルエンザ対策はマスクと手洗い、うがいです。また、普段から体力を
充実させるtことはなにより大切です。

体力の充実には必須アミノ酸を含む「霊芝」や、身体を活性化するキノコ
「冬虫夏草」などが役に立ちます。
まだ、薬草の「板藍根(バンランコン)」は、感冒・発熱・インフルエンザ
などに使用され、症状の緩和に役立っています。